オヤジの映画の見方トップ

オヤジの映画の見方

オヤジのこだわり映画批評

オヤジの映画の見方はこだわりオヤジの目線で映画を批評しています。
まあ、そこは違うじゃないか!などと言わずオヤジの見方をお楽しみください。
blogramランキング参加中!よろしければクリックお願いします。

オヤジのベストセレクション

  • 2001年宇宙の旅
    映画でしか表現できない世界があると思います。20世紀の最高傑作です。
  • ファンタジア
    映像と音楽が合体した総合芸術作品。ディズニーアニメの素晴らしさを堪能できます。
  • 独裁者
    戦争、人種差別を痛烈に批判したチャップリンの名作。ラストの演説はそのまま現代に通用します。
  • 東京裁判
    何やら憲法問題が騒がしいですが、この作品を一度見てください。
  • ハンニバル
    トマス・ハリスが生み出したハンニバル・レクター博士の名作。リドリー・スコット監督の傑作です。

オヤジの感想

ドキュメンタリータッチにまとめたコンテイジョン


名優の演技が光るコンテイジョン

全編緊張感あふれる作品だ。さすが演技派俳優を揃えただけのことはある。
映画の内容からどうしても2009年4月から世界的に流行した新型インフルエンザを思い出してしまうが、この映画で描かれている世界は、実際の新型インフルエンザよりはるかに被害が大きい。
ちょっと調べてみると、本当の新型インフルエンザは、WHOの終息宣言後の発表で、全世界で1万8千人だった。この人数は普通のインフルエンザで亡くなる25〜50万人と比べると非常に少なく、WHOのから騒ぎとも言われた。ここのあたりは本作でもさりげなく触れられている。
そのためか、ワクチン製造では、WHOと製薬会社が結託して危機感をあおり、売り上げを伸ばしたのではないかとの疑惑も出た。

まあリアルな世界の話は結局たいした被害が出ず終息したが、映画の世界ではとんでもないことになっている。
発症すると48時間程度で死に至り、致死率は20%もある。もっとも、5人に4人は生き残る数字であるので、人類絶滅なんてなことにはならないので一安心だが。
この手の騒ぎで一番心配なのがパニックとデマだろう。
コンテイジョンもその例に漏れずそういうシーンが出てくる。
数が足りないばかりか、効き目もないレンギョウのエキス?を買うために暴動が起きてしまう。
この辺りが今までの伝染病映画にはなかった展開で、ジュード・ロウ扮するブロガーのデマがあっという間に世界に広まってしまう。もちろん、本人は特効薬の第一発見者のつもりだから、無自覚な犯罪者になってしまったことに反省もない。
似たようなデマは福島原発事故の際にもあった。中国でヨウ素入り塩の買い占めがあった。

また、危機情報管理の問題も描かれていた。
感染者が出たのでシカゴを隔離するが、ローレン・フィッシュバーン扮するCDCの博士が、自分の恋人を避難させるために隔離前にシカゴを脱出するように連絡したが、この恋人から情報が漏れてしまうのだ。
感染しているかもしれない人が隔離の前に全国に広まってしまう危険性があったのにだ。
個人的には、このことが原因でもっと悲惨な結果になった方が良かったのではないかとも思う。
本当にヤバい伝染病だったら、彼の行為は許されるものではない。
この辺りは本当にこんな事があったら自分は冷静でいられるか試される場面だ。

一般人で唯一冷静でいられたのが、ほぼ最初の犠牲者の夫であったマット・デイモンだ。
妻と息子を失い、残された娘をなんとしても感染させまいとする行動は賞賛に値する。
もし、守るべき人がいない場合、どのような行動をとるかはわからないが、おそらく、それでも冷静に行動するだろう事がわかる人物だ。

現実の世界では、豚との接触がないのにアイオワ州の子ども3人が新種の豚インフルエンザウイルスに感染したとCDCが発表した。
今回は大流行の兆しはなさそうであるが、用心にこした事はないだろう。

監督のスティーブン・ソダーバーグの作品は今回始めてみたが、なかなかすばらしい出来栄えだ。
派手なアクションがなく、淡々と描いていく。俳優陣もみな演技派でドキュメンタリータッチに仕上がっていて、作品に引き込まれていく。チャラチャラしたところを排してすばらしい作品になっている。
今後注目したい監督だ。

最後に、この映画を見るときは咳き込まない方がいいかも。

2011年11月25日(金)
札幌シネマフロンティアシアター1

Amazonの感染の検索結果

楽天市場の感染の検索結果

トラックバック数:5、コメント数:1
このエントリーにコメント、トラックバックをする

電脳世界を疑似体験?攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D

攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3Dチラシ
2034年の電脳世界を疑似体験できるかもしれない攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D。

映画としての攻殻機動隊は押井守監督のGHOST IN THE SHELLで一躍世界的に有名になったが、原作者の士郎正宗のオリジナル作品はTVのOVAでしか発表されていなかった。
もちろん、OVAになっている攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXは、全話DVDやBlu-rayで発表されているし、一話完結のSOLID STATE SOCIETYや、笑い男個別の11人も発売されており、DVD作品は持っている。
そんな訳だから、ストーリーは知っているし、もう何度も自宅で見ているので、高い料金(3Dメガネ購入で2100円)を払ってまで見ようかとずいぶん悩んだが、キャッチコピーの『それは、観る人を電脳化する3D』にまんまと引っかかってしまった。

電脳化の象徴的な公安9課の暗号通信は、音声とともに画像まで可能だが、それが3Dで表現されていて、まさしく『本人目線』となっており、2D作品と比べるとバトーやトグサ、素子視線で楽しめる。
3Dの効果は、普通のシーンではさほど大げさではないが(このあたりは元々2D作品だったので限界があるのかも)、電脳世界のシーンなどでは本領を発揮する。
士郎正宗氏はWikiによると「原作を忠実に再現した映像作品は駄作にしかなりえない」と考えているそうだが、ぜひ最初からオリジナルの3D作品を作ってもらいたいものだ。

もちろんこのSOLID STATE SOCIETYの素晴らしさは単に3D化された事ではない。
この作品は2006年にTV放送された訳だが、ストーリーが素晴らしく良い。
今から約20年後の、少子高齢化とIT化が招くであろう問題点をバックに据えて、日本という国の存亡について語っているからだ。
ほかの攻殻機動隊S.A.C.シリーズにも共通するが、扱っている話題は非常に社会性の強いものばかりだ。このあたりが何度見ても飽きがこない原因かもしれない。娯楽に徹したディズニーアニメとは全く異なる方向性であり、日本が世界に誇れる映画ジャンルだと思う。
このような堅物のジャンルが日本で進化したのにはそれなりの理由があると思うので、今後も世界に打って出る作品、作家が多数出てくる事を期待したい。

今回の3D方式はRealDであり、札幌で上映したアバターのXpanD方式と比べメガネが軽く、画面も明るいように感じた。私は普段からメガネをかけているので今回のRealD方式はありがたい。RealDはスクリーンにコストがかかるようだが、その分メガネはフィルターだけの簡単な構造で持ち帰り可能だ。個人的にはこの方式が一番いいように感じる。

2011年4月22日(金)ユナイテッド・シネマ札幌4スクリーン

AmazonのSOLID STATE SOCIETYの検索結果

楽天市場のSOLID STATE SOCIETYの検索結果

トラックバック数:0、コメント数:0
このエントリーにコメント、トラックバックをする

新世界を切り開いた劇場版機動戦士ガンダム00

劇場版機動戦士ガンダム00チラシ
ファーストコンタクトという新しい世界を切り開いたガンダムワールド

TVシリーズの機動戦士ガンダム00の劇場版であるが、機動戦士ガンダムF91以来となる完全オリジナルストーリーだ。
今までのオールドタイプ対ニュータイプという、いわば人間同士の闘いを期待していたファンには肩すかしを食うストーリーだ。そちらが好みなら、現在進行中の機動戦士ガンダムUCの方がおすすめだ。

もの言わぬ金属生命体のELS(エルス)とのファーストコンタクトを扱った点で、今回のガンダムは過去のガンダムシリーズとは全く別のものとなっており、TVシリーズからの延長的要素を排してSFっぽく脚本が作られていたら画期的な作品になったと思われる。
アニメでの表現とはいえ、ようやく人類が一つになりつつある世界で、人類そのものが変革を始めるというあたりがアーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』を彷彿とさせるからだ。
さらに、『2010年宇宙の旅』のように、木星からそのきっかけが始まるというのもSFファンにはたまらない設定といえる。

ある意味この劇場版ガンダム00は、過去のガンダムシリーズが築き上げてきたガンダムワールドを終わらせてしまうほどの影響を与えるのではないかと思う。
ガンダムにわれわれが惹かれるのは、いつまでたっても人類は争いを続け、それを乗り越えるためには人類そのものが変わらないと無理ではないかと思わせる現代世界を描いているからだと思う。
我々は、領土問題、民族対立、宗教対立など、いかにも人間的対立により常に戦争を行ってきた。今の世界はこれらの問題を解決し、相互理解の上で和解するための方法はあり得ないのではないかという絶望感がすでに蔓延している。
もうオールドタイプは死に絶えて、ニュータイプのみの世界にその望みを託すしか無いと思えても仕方ない世界だ。

日本におけるそんな紛争をSFロボットアニメで描いたのが今までのガンダムの世界であり、絶大な人気を得ている訳も、現状に絶望した若い世代が『もしも次の時代がくるのなら』といった希望を抱かせるからだと思う。
その点、劇場版ガンダム00はその次の世界を描こうとしたところが画期的だ。
全く新しい世界を切り開いた今回の作品は、もうしばらく時間が経てばこれからの日本のアニメに大きな影響を与えるかもしれない。次はそんな作品をぜひ期待したい。

2010年9月22日(水):札幌シネマフロンティアシアター7

Amazonのガンダム00の検索結果

楽天市場のガンダム00の検索結果

トラックバック数:5、コメント数:3
このエントリーにコメント、トラックバックをする

インセプション、究極の洗脳か脳内逃避か

インセプションチラシ

夢の中を映像化した新しい発想の作品だ。
今まで夢を描いた作品はたくさんあるが、インセプションはその夢を人為的に作り上げ、複数の人間でシェアする発想が新しいと感じた。

ストーリーは予告編やTV-CMで盛んに流されていた『頭の中からアイデアを盗む』のではなく、『考え方を変えるためのきっかけを植え付ける』がメインだ。どうして本編と異なってしまったのか分らないが、ストーリーとしては面白い。
要するに夢を見ている間に潜在意識に入り込み、洗脳してしまうという事だ。
それを実現するためにターゲットを眠らせ、目的に都合の良いように構築した夢の世界を見せて、ターゲットの考え方の根幹の自意識とでもいうべき自我?を操作するのだ。
このやり方が拷問を使うのであれば未来世紀ブラジルでも行っている。夢が二重三重に重なり合っているのも似ている。

夢の中で夢を見て、さらに夢を見る、この複雑さを映像化したところがこの作品の一番の見所であり、脚本の面白さだと思う。
そのため時間軸も二重三重に重なり、見ていてものすごい緊張感を強いられる。
この文章を書いていながらふと思ったが、この作品が3D作品だったらアバターに次ぐ問題作になったのではないだろうか。
おそらく、画像の3D酔いとストーリーの複雑さで気分の悪くなる観客が出たのではないかと思う。
映像的には大掛かりなセットを使った衝撃的なシーンが満載で、ある意味なんでもありの夢の中を巧みに表現している。ぐるぐると回転するホテル内部のシーンなどはなかなかの力技だ。

問題は夢の中に入り込んでいる時、そこから脱出する方法だ。
入り込む夢のレベルが浅い場合は夢の中で死ぬことによって現実世界に戻れるが、相手の自意識を操作するような深いレベルの夢の中ではその方法が使えず、下手に死んでしまうとその夢の世界に取り込まれてしまう危険がある点だ。
いったん夢に取り込まれてしまうと、その世界がリアルな現実世界か、夢の中の世界か本人には判断できない。
夢の中から現実世界に戻る方法と、本当に現実世界に戻ったのかを確かめる方法は、映画の中で示されているが、その確認方法がいかにもチープで単純で、どうにも心もとなく感じてしまう。

インセプションのラストでは、任務をなんとか終えて現実世界に戻ったかに見えるが、最後のシーンで大きな?が出てくる。
まあ、これこそがこの映画の表現したかったところなのだろうが、はっきりとした事は何も明らかにならずに終わってしまう。
すべてはレオナルド・ディカプリオが妻と行った実験が未だに続いていて、夢にとらわれた男の脳内逃避なのだろうか確かめるすべはない。そこが面白いのかもしれない。

2010年8月9日(月)ユナイテッド・シネマ札幌スクリーン1

Amazonのレオナルド・ディカプリオの検索結果

楽天市場の渡辺謙の検索結果

トラックバック数:10、コメント数:0
このエントリーにコメント、トラックバックをする

プレデターズ、迫力不足でイマイチだった

第1作の衝撃の登場で、エイリアンと人気を二分するプレデターのシリーズ3作目だ。
エイリアンVSプレデターのシリーズも勘定に入れれば5作目となる。
だが、予告を見る限りプレデターの本能とでもいう『狩り』を真正面からとらえた作品としてかなりの期待を持たせていたが、いざ本編を見ると残念ながら非常につまらない作品となってしまった。

その原因を何点か考えてみると、プレデターの相手をする人間の選択は第1作目並みに強者を集めたが、残念ながらまとまりが無く、烏合の衆であった点。
次に、プレデターの装備が貧弱でどこぞの流れ者風に描かれていた点。
そしてなんと言っても圧倒的な強さが感じられなかった点にある。

狩られる側の人間についてはそれなりの役者をそろえていたが、メタボ腹のローレンス・フィッシュバーンなど、どうしてあれで生き延びられたのか?と思うキャスティングで相当にテンションが下がってしまった。
まともに戦えるのはスナイパーの女兵士と勝手にリーダーぶった傭兵だけで、残りはただの殺し屋的に描かれており、あれでは第1作目のプレデターが相手だったらまず勝ち目はなかったであろうと考えられる。

プレデターの装備であるが、どうにも貧弱で、正規?のプレデターには見えなかった。
なんだか村八分にされ、最低限の装備を与えられて流刑にでもあったようだ。
装備という点ではエイリアンVSプレデターの方がはるかに良かったように感ずる。

そして決定的なのは、肝心のプレデターが弱すぎる点だ。
1作目、2作目のようなしぶとさが無く、やられ方が淡白すぎる。
特にヤクザと戦ったプレデターはどうしようもない。ほとんど見せ場もなく相打ちでやられてしまった。
最後まで残った親分クラスも思慮が足りないというか、あっさりと人間の術中にはまってしまっている。
どうもプレデター達がいる惑星は、母星では落第してしまった者たちの再教育キャンプのように見えてしまう。

ストーリーもメリハリが無く、緊張感に欠けており、歴代プレデターシリーズの中では一番出来が悪いと感じた。
今晩は口直しにエイリアンVSプレデターズを見たくなる気分だ。

2010年7月28日(水):札幌シネマフロンティアシアター10

Amazonのプレデターの検索結果

楽天市場のプレデターの検索結果

トラックバック数:7、コメント数:0
このエントリーにコメント、トラックバックをする

HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム


edita.jp【エディタ】

サイト検索


スポンサー広告

楽天レンタル

お小遣いキャッシュバック

楽天市場でお買い物

楽天カードでポイント2倍

管理人NAO
プロフィール

札幌在住の1958年生まれの男。
東京のコンピュータ会社に入社。汎用大型コンピュータのハードウェア保守一筋30年。その後札幌に戻る。
仕事に疲れ早期退職プランで退社し現在に至る。
管理人へのメールはこちらから
meiwaku
-movie@my-sapporo.com
迷惑メール防止のため"meiwaku-"を削除の上コピーしてお使いください。

キーワードアドバイス
ツールプラス

Powered by SEO対策

サイトマップラス
Powered by SEO

検索エンジン登録代行
アクセス解析







楽天市場さん
お勧め商品